“はり”について

当院では、1回限りの使い捨て(ディスポーザブル鍼)の“はり”を使用しています。
使用した“はり”は、医療廃棄物専用の再開封不能な密閉容器に封入した上で、医療廃棄物専門の産業用廃棄物処理業者に依頼し、焼却・廃棄処分にしております。


“はり”の写真1“はり”の写真2


鍼灸に使われる“はり”の実物は、上の写真のようなものです。
これは、実際に当院で施術に使用している、鍼灸用の“はり”です。
ステンレス製と、銀製(Sv.925)があります。(日本製です。)
この形態の“はり”は中国の“はり”と区別するため、和鍼(日本の鍼と言う意味)と呼ばれる事もあります。
テレビ等でよく見かける中国の“はり”よりも短く、太さもずっと細くなっています。
日本の“はり”は、使用する時に鍼管(しんかん)と呼ぶ細い管を使うものが主流を占めています。


“はり”の写真3


上の写真は、鍼管から“はり”を取り出したところです。
この写真の“はり”の太さは0.16ミリです。
日本で使われている“はり”は、太さ0.14〜0.24ミリくらいのものが、一般的に使用されています。


“はり”の写真4


日本ではおおむね、長さは30〜60ミリ位が主流です。
近年脚光を浴びている美容鍼灸では、10〜15ミリなどの短い“はり”が主に使われております。
以前は滅菌処理の後に再利用されておりましたが、現在の日本では、“はり”のディスポーザブル化(単回使用の使い捨て)が進み、ほとんどの鍼灸院ではディスポーザブルの“はり”が使用されています。

当院では、すべてのはりを使い捨て仕様としています。