“きゅう”について

温灸(おんきゅう)など、熱くなく、お灸の痕跡(あと)が残らないお灸も行っております。
「お灸の跡が残らないようにして欲しい」などのご相談も、お伺いいたします。
詳しくは、直接院長にお尋ねいただくか、受付にてご相談願います。

“きゅう”の写真1

“きゅう”に使われる“(もぐさ)”とはこのようなものです。
上の写真は、当院で施術に使用している“きゅう”施術用の(もぐさ)です。
これは国産の物ですが、東洋医学発祥の地である中国でも、もちろん生産されています。
左側の(もぐさ)は、温かいだけで熱くならない“温灸(おんきゅう)”と呼ばれる方法に使われるもの、右が“点灸(てんきゅう)”と呼ばれ、皮膚の上で直接燃やす時などに使われるものです。
点灸用の(もぐさ)の方が精製の度合いは高く、燃焼させた時に感じる熱感は比較的低いです。

“きゅう”の写真2

上の写真は、温灸(おんきゅう)と呼ばれるお灸の方法の一つです。
ゆっくり熱感が起こって来るのが特徴です。
熱くなった場合は途中で消火するか、除去します。
急速に熱くならない様に、燃焼速度が遅い(もぐさ)を使っています。

“きゅう”の写真3

これは市販品の温灸(おんきゅう)を使用しているところです。
形状や使用方法など、様々な物が市販されています。
近年は、ドラッグストアでも見かけるようになりました。
セネファ(せんねん灸)という(もぐさ)の会社が銀座にショールームを開いており、女性専門のお灸教室を開催しております。
ご自分でお灸を行う場合は、使用方法や体質によっては火傷になることがあります。
使用説明書をよくお読みになった上で、まだ不明な点が有る場合は、近隣の鍼灸院でお尋ねになると良いと思います。
(当院では、お電話やメールでも対応いたします。)

“きゅう”の写真4"

上の写真は、灸頭鍼(きゅうとうしん)と呼ばれる“はり”とお灸を組み合わせた治療法です。
(もぐさ)が直接皮膚には触れないので熱くなりません。
じんわりとした、穏やかな熱感が続きます。