ほねつぎ施術の適応症 (捻挫)

俗に言う『関節をくじいた』事を指します。
捻挫とは、骨と骨をつないでいる関節の部分に、動ける範囲を超えて無理にねじったり、曲げたり、伸ばしたりする力が働いた時に、関節を包んでいる靭帯や腱が伸ばされて起こるものです。
通常、捻挫はひとつだけの関節に起こる場合が多いですが、腰や首など、沢山の 関節が重なり合ったところの場合は、一度に幾つかの関節が同時に、捻挫を起こすことがあります。
通常、捻挫はくじいた直後からしばらくの間は、くじいた部分に腫れが起こります。
炎症の四大症状である、『発熱(熱をもつ)・発赤(赤くなる)・腫脹(しゅちょう)(膨らんでくる) ・疼痛(とうつう)(痛い、うずく)』が出現しますが、これを急性期または炎症期と呼びます。
患者さんにご注意戴きたい事は、この時期に患部を温めない・ 揉まない・飲酒しないでほしい、と言うことです。
炎症症状があるときに患部を温めてしまうと、捻挫した場所で破れている毛細血管 からの出血が更に進行して腫れがますますひどくなり、痛みが強くなるからです。
患部を揉むと一時的に血行が良くなりますから、同じように痛みがひどくなります。
アルコール類を摂取した場合もまた同様に、血行が良くなるので痛みがひどくなります。
ご注意ください。